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リハビリテーション科

脳梗塞・脳出血等の脳血管疾患や、大腿骨頚部骨折・脊椎圧迫骨折等の整形疾患、外科手術後の廃用性症候群等の患者さんに対して、在宅復帰を目標に積極的なリハビリテーションを行います。

当科の概要

365日のリハビリテーション実施を計画しております。総勢約60名のセラピストによって、脳梗塞・脳出血等の脳血管疾患や、大腿骨頚部骨折・脊椎圧迫骨折等の整形疾患、外科手術後の廃用性症候群等の患者さんに対して高度な急性期治療が行われた後、在宅復帰を目標に積極的なリハビリテーションが行われます。
「ヴォーリズ医療・保健・福祉の里」に、365日体制の回復期リハビリテーション病床となることでシームレス(切れ目のない)で充実したリハビリテーションが地域の皆様にご提供出来るようなるかと存じます。

疾患・検査体制

サービス内容

  1. 身体機能維持・改善(関節可動域、筋力、随意性、坐位・立位等)
  2. 日常生活活動支援(食事、更衣、整容、入浴、排泄、会話、起居等)
  3. 環境整備
  4. 福祉用具の選定・指導
  5. 住宅改修に対する指導・助言
  6. 介護者指導
  7. ホームトレーニング指導
  8. 社会参加支援


詳しくは、下記「部門紹介|リハビリテーション技術科」もご覧ください。

対象疾患

中枢神経疾患

脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、頭部外傷、脊髄損傷など
小児領域:脳性麻痺

運動器疾患

大腿骨近位部骨折、脊椎圧迫骨折、脊柱管狭窄症など

呼吸循環疾患

肺気腫、間質性肺炎、肺炎、結核後遺症など

神経難病疾患

パーキンソン病、多発性硬化症、神経筋側索硬化症など

開胸・腹術後

胸・腹部外科手術後など

その他

福祉用具の選定、住宅改修アドバイス、介護方法指導、近江八幡市介護予防事業(委託)など
※認知症-物忘れ外来実施

訪問リハビリテーション

介護保険制度でのサービス提供は、要介護認定を受けた要支援・要介護者及びその家族を対象とし。当院の退院者のみでなく、急性期、回復期、維持期病院及び施設を退院・退所された利用者の在宅生活をはじめとする社会復帰を支援します。

具体的な役割として、機能障害だけでなく生活全般を見据えた生活障害の評価により、在宅生活上の問題を的確に把握・整理し、予後予測のもとに問題の改善に向けたサービスを展開します。環境整備・調整などと並行した廃用性機能低下の改善・予防、身体的・精神的な活動性の向上に向けたサービスを展開して活動範囲の拡大や社会性の獲得につなげ、より活動性の高い安定した生活習慣を定着させることを当部門の役割とします。

生活に配慮したサービス

疾病や機能障害の管理・治療面に力点を置くことなく、利用者や家族も視野に入れた生活を配慮してサービス提供を心掛けています。従来の「治療モデル」から「生活モデル」への視座の変換を考慮し実施します。

ケアマネージメントの視点

訪問リハビリテーションの実施により目標が達成されれば、その他の在宅・通所サービスの介入を紹介していき、ケアマネージメントの視点を常に持ち、決してエンドレスな目標を見失ったサービスが漫然と繰り返さないようにしています。安定した在宅生活を送るうえで訪問リハビリテーションを継続する必要性があるケースには、引き続きサービスを提供します。

他サービスとの連携

より充実したサービスの提供を目標とし、他サービス事業所との連携を持ち訪問リハビリテーション部門でのカンファレンスのみでなく、医師、看護師、ケアマネージャー、MSW等との情報交換を重要視しています。

提供地域 近江八幡市(沖島含む) 安土町
指定番号 滋賀県 介護 2510400068号
滋賀県 医療 254000678号

訪問リハビリテーションを紹介される方へ

訪問リハビリテーションの紹介をされる方は、下記ページの診療情報提供書をご利用ください。



機器・設備

レール走行式安全懸架装置

脳卒中や脊髄損傷による麻痺や、ケガや病気にて筋力低下した方などが対象です。歩行練習は、難しく恐怖心を伴いますが、ハーネス(吊具)を使用し体重を支えることで安全に、恐怖心なく、歩行訓練を実施することが出来ます。約25mの天井レールが設置されております。

 

バイタルスティム(嚥下訓練用 電気治療機器 低周波)

嚥下(飲み込み)の力は病気や加齢とともに弱くなります。食べ物や飲み物が誤って食道ではなく気道に入ってしまうことがあります。この治療機器を使用して嚥下に関わる喉の筋肉を電気刺激にて鍛えることで、嚥下の力が強くなり、食べ物や飲み物が誤って気道に入ってしまうことを防ぐことが期待できます。

また、筋電図が表示されることにより、目標とする筋肉を正しく使えているか、どのくらい筋力が発揮できているかが一目でわかります。

ジェントルスティム

ジェントルスティムとは、嚥下反射のタイミングが遅れやすい等の嚥下障害がある患者様に対して、摂食嚥下機能の改善を目的としてリハビリテーションで併用する機器です。医療機器として認可され、国内でもこの機器を使用した嚥下リハビリテーションが行われるようになりました。

ドライブシュミレーター(自動車運転支援装置)

202312月、リハビリテーションセンター(2階)に運転能力評価サポートソフトを搭載したドライブシミュレーター「Hondaセーフティナビ」が導入されました。運転環境の模擬的な再現により、運転能力の評価や練習が可能な機器です。運転には、ハンドル・アクセル・ブレーキといった「操作」能力だけでなく、「認知」、「予測」、「注意」、「判断」の能力が必要です。これらを総合的に運転能力として評価することできる機器がドライブシミュレーターです。

※ドライブシミュレーターはあくまでも評価の一つであり、運転の再開を認めることや、安全な運転を保証するものではありません。

IVES(アイビス)

IVESは、患者さん自身の随意運動を電気の力で介助する治療機器です。患者さん自身が行う動きを正しい方向に動き出しやすいように電気刺激装置がアシストし、目的とする動きを獲得していきます。

外来担当医表

各予約診をご希望の方は、外来にて予約してください。
電話での予約は0748-36-5456(外来:前日までの予約は14:00~17:00)まで
リハビリ 西野 智至 西野 智至
2024/04/01〜

ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問合せください。

相談窓口(地域療養支援部)

受付時間/8:30~17:00(日・祝除く)