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ごあいさつ

理事長ごあいさつ

地域の方々すべてが、住み慣れた地域や自宅でいつまでも、自分らしく生きがいを持って生き続けることができるよう
公益財団法人近江兄弟社は1918年3月設立の近江基督教慈善教化財団を前身と し、1940年12月には財団法人近江兄弟社と改称しました。

2012年4月からは、本部事務局、ヴォーリズ記念病院、在宅サービス部門、ヴォーリズ老健センターの4事業所が全体として公益財団法人に認定され、創立者ウィリアム・メレル・ヴォーリズの精神を継承する諸事業を行いながら、 「地域医療の予防から終末期まで住民が安心して暮らせる地域社会の実現に寄与する事業」を公益目的事業として実施しています。

2016年4月から、その公益目的事業について「地域包括支援センターの運営を追加する」ことが認められて近江八幡市中北部地域包括支援センターの運営を開始し、さらに2017年4月からは近江八幡市の認定のもとに、在宅サービス部門に新設された看護小規模多機能型居宅介護「友愛の家ヴォーリズ」が活動を開始しました。

これらにより、設立後100年を 超えた当法人は、地域の方々すべてが、住み慣れた地域や自宅でいつまでも、 自分らしく生きがいを持って生き続けることができるよう、地域包括ケアの推進に力を注いでいます。2022年11月からは新病院に移転し、2023年4月からは就労移行支援事業所ワークステーションヴォーリズを開設して、さらなる充実を目指しているところです。これまで以上に、皆様のご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

公益財団法人近江兄弟社 理事長

三ッ浪 健一

院長ごあいさつ

”キリスト教の隣人愛と奉仕の業を、医療を通して実践する”ことがわれわれの使命


公益財団法人近江兄弟社は創立者W.M.ヴォーリズの創立時からの理念である”キリスト教の隣人愛と奉仕の業を、医療を通して実践する”を体現すべく、各種事業を展開しております。

開院後100余年が経過し、医療体系も変化をみる中でその時世の医療ニーズに応える形で、医療機能や病床機能を変化させてまいりました。現在は亜急性期から慢性期の患者様がその大半を占めケアミックス型の病院機能の充実を図っているところです。

2022年秋には新病院に移転し新たなスタートを切り、患者様の利便性も向上したことと思います。
これからの時代は病院機能分化による病院選択を患者様が自ら行うこととなります。さらに当院単独ではなく地域としての医療展開を推し進めることで、ここ近江八幡市で生活されている患者様の一助となれるものと自負しております。

以前より提唱している”ヴォーリズの里”構想は、現在進行形でプロジェクトが進んでおります。福祉行政としても地域振興の局面からも、この地で良き人生を歩むことができ、良き最期が迎えられるような場所を提供できればと考えております。ヴォーリズ記念病院内の医療にとどまらず、在宅サービス・訪問診療部門の充実が地域包括医療システムのなかで最大限の力を発揮できるように努力してまいります。

公益財団法人近江兄弟社 常務理事
ヴォーリズ記念病院 院長

五月女 隆男

事務長ごあいさつ

大自然の地で、自然治癒力を最大限に活かせる『ヴォーリズの処方箋』に基づく療養環境との融合を
平素は、当財団の事業に対して、多大のご支援・ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。 当財団の運営しているヴォーリズ記念病院は、開設104年を迎えています。 1918年(大正7年)、結核医療の近江療養院を開設して以来、疾病構造の変化により建物構造 も新築増築を繰り返しながら、2000年(平成12年)に結核医療を国に返還し、高齢化社会到来に向けた事業に舵を切りました。

2年前の1998年老人保健施設(100床)、訪問看護ステーション、ホームヘルパーステーション、居宅介護支援事業所の創設。2000年4月には長期療養・介護療養60床の新築、2002年(社福)ケアハウス信愛館、2006年院内独立型ホスピス16床開設。2009年回復期リハビリテーションを開始。
2017年には看護小規模多機能型居宅介護友愛の家ヴォーリズを開設。『ヴォーリズ医療・保健・福祉の里』として地域包括ケアシステム構築の展開をして参りました。2019年に里の隣地である市の遊休地を取得し 、老朽化した医療の建物を1点に集中させ、ケアミックス機能に適した構造となる新病院建築を決意致しました。2021年3月に起工、2022年8月に建物が竣工、11月1日に開設を迎える運びとなりました。

利便性・機能性・安全性を確保しつつ、一番のコンセプトは、近江八幡市が歴史的景観を大切にされてきた大自然の地に、ヴォーリズ師が謳われてきた自然治癒力を最大限に活かせる『ヴォーリズの処方箋(日光・風・清潔・滋養のある食物・信仰・少量の薬)』に基づく療養環境との融合です。105年目のフェーズに入るにあたり、心一つにしてSDGsを進化させていきたいと考えております。

一方、跡地の利活用については、近江八幡市CCRC構想『安寧のまちづくり』の概念を根底に、『ヴォーリズ・メモリアル・ヴィレッジ』はヴォーリズ師の理念である『隣人愛と奉仕』を継承しながら、医療・保健・福祉に加え、社会参加機能、多世代共創機能を総合的に企画・コーディネートできる「総合マネジメント機能」を充実したいと考えています。医療機能が集約して道沿いに立地しますが、ここ一帯を時代に対応した地域をつくり、安心なくらしを護るとともに地域と融合していく仕組みを構築していく予定です。 引き続きのご理解、ご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。    感謝。

公益財団法人近江兄弟社 副理事長
ヴォーリズ記念病院 事務長

澤谷 久枝