公益財団法人近江兄弟社は、創立者ウイリアム・メレル・ヴォーリズが日本で最初に建築したYMCA会館をこの度建物の保存修復を図り、アンドリュース記念館『いきいきサロンヴォーリズ』と名称を変え、近江八幡市の介護予防拠点として活動することになりました。ヴォーリズ医療・保健・福祉の里(病院、老建、在宅サービス部門)の職員が地域の皆様の健康づくりをお手伝いできればと考えています。
当会館は、近江兄弟社の創立者ウイリアム.メレル.ヴォーリズ(日本名一柳米来留:1880.10.28~1964.5.7)の大学時代の親友であり、ヴォーリズに導かれてキリスト教信者となり、若くして召天した故ハーバート・アンドリュースの両親より贈られた資金を基にしてさらに、ヴォーリズの貯金全てを加え、自ら設計したヴォーリズ建築最初の建物である。1906(明治39)年9月24日に京都の木曾田梶之助請負師に総工費3600円で発注し、1907(明治40)年2月10日に竣工した。760㎡(230坪)の土地は、西 幸次郎氏、千貫 久次郎氏が提供してくれたものである。会館はアンドリュース氏を記念して、「ハーバート・アンドリュース記念近江八幡基督教青年会館(YMCA)」と称した。 | |
現在の会館は、1935(昭和10)年6月15日に、最初の建物の位置から12m東側に、移築したものであり、外部デザインは一部変更されているが全体の面積は同じである。同会館に存する記念室は、祈りの部屋と呼ばれ、設立当時にヴォーリズが、過ごした一続きの書斎と小部屋は当時のままを保存している。この部屋で捧げられた創立者たちの熱い祈りから近江兄弟社は生まれた。会館は、近江兄弟社が創設された原点の記念すべき建物である。永年、この会館を中心にこの地方の基督教青年会運動が進められ、社会の先駆的役割も果たしてきた。 | 1987年にYMCA会館としての使命が終わり、会館が使用されなくなり20年が経ち、相当傷んでいたが、2007年2月10日に会館竣工100周年を迎えるところから、「近江兄弟社創立100周年記念事業」として、(株)近江兄弟社の寄付などにより、会館の保存再生を図った。 今後、会館は、高齢者・障害者等の介護予防拠点や、キリスト教の伝道その他地域活動支援施設として、近江兄弟社創立者W.M.ヴォーリズ(一柳米来留)の創立の精神を継承しつつ、キリストを模範とした社会奉仕活動に使用する予定である。 |
とき:毎週月曜日午後1時~3時
ところ:アンドリュース記念館
対象:おおむね65歳以上の方
申込先:TEL/0748-32-7130(担当:中上まで)
とき :午後2時~4時
ところ:アンドリュース記念館
対象:おおむね65歳以上の方
(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、行政からの指導にて15名までに制限)
申込先:TEL/0748-32-7130(担当:中上まで)
2021年度
テーマ:『「見る」「聞く」「話す」「食べる」「寝る」力の衰え予防 』(年間5回)
今年(2021年)度のお申し込みは、定員に達しましたので終了致しました。
楽しみにして下さっていた皆様には、誠に申し訳ございません。
回 | 日程 | 内容 | 担当・講師予定 |
1 | 5月20日(木) | 脳トレして脳を活性化しましょう! | ヴォーリズ老健センター 支援相談員 林 誠 氏 |
2 | 7月22日(木) | ハーブを育てましょう」 | ホームヘルパーステーションヴォーリズ 係長 北村 恵美子 氏 |
3 | 9月16日(木) | 高齢者の睡眠の特徴 ~すっきりと目覚めるために~(仮) |
ヴォーリズ記念病院 医師 深見 方博 氏 |
4 | 11月25日(木) | 折り紙で季節を感じましょう | ヴォーリズ老健センター 支援相談員 迫田 修希 氏 |
5 | 2月24日(木) | 「話す・食べる」力の衰え予防 | ヴォーリズ記念病院 言語聴覚士 甲斐 始 氏 |
*1回ずつの参加O.K.
※日程、講師など変更の場合もございます。最新情報をホームページにてご案内致します。
『いきいきサロンヴォーリズ』が独自に運営する教室以外に、利用したい「サークル」を募集しております。下の利用規程をお読みになりご応募ください。
住所:滋賀県近江八幡市為心町中31アンドリュース記念館
電話:0748-32-2456